海だよーみんなげんき?
ブログ更新するよ、読んでってね。
今日は作詞をする上で大事にしていることのおはなしをします。とても長くなります。ご容赦ください。笑
最近みんな歌詞読んでる?
曲だけでいいやーってな感じで歌詞って案外疎かにされがちじゃない?
わかります、その気持ち。(誰だよ)
そもそも曲が良くないと歌詞にいかないよね。
歌詞を先に読んで、あ、この曲良さそうってなるのはすごい音楽通か、小説大好きっ子か、そのミュージシャンの大ファンかのどれかだよね。笑
ストリーミングサービスが普及されている今、歌詞そのものはあまり重要視されなくなってきているのは確かなんだよね。
でも実はね、歌詞ってメロディと綺麗に混ざり合わないとすっごく気持ち悪くなるんだよ!
ソングライターにとって歌詞とは、と問われても一言二言で済むような話じゃ無いです。
でもブログが長くなりすぎるので今回は僕が大事にしている歌詞を書く上でのポリシーを3つに絞ってお話しします。もっともっと細かい色んな想いや知識や技術が掛け合わさって出来てるのでまた今度気が乗れば解説します。今回のブログはみんなの大好きなミュージシャンは何を大事に歌詞を書いているのか考えられるきっかけになればいいと思います。
まず歌詞を書く上で大事にしていること一つ目!音の気持ちよさ!!
これは技術の問題ですね。
日本語ヒップホップという文化が2000年代から急速に力を増してきて、今では社会現象になるくらい日本語ラップっていうのは注目を集めてる。ヒップホップに日本語をリズミカルに歌うという根底が眠っていると思う。韻やフロウ、ライミングっていうのはなんなんだろうかとか、そういう細かいお話はまた今度します。今回は僕が作詞する楽曲は音の気持ちよさにとても重きを置いているというところを知って欲しいです。
そして二つ目、矛盾!!
人間誰しも嫌なことを経験してるよね。嫌なことがない人なんて絶対にいないし、明るい人であればあるほどそれを隠す習性がある。
もちろん素敵な部分はあるけれど、口数が少なかったり、物静かな人もいる。中学の友達で口数は一日一言聞けるか聞けないかくらいの奴がいたけど、すごく努力家でなんでも一生懸命こなしてた。
人って相反する二つの面を持ってる。プラスとマイナス、陽と陰みたいに絶対にくっつき合わないはずの面を一つの生命体が持ってる。この矛盾を愛さなければいけないなっていうのが自分のモットーであり、みんなと議論したい永遠のテーマでもある。人間の内面を考えれば考えるほど歌詞も矛盾してくるんだよね。でもそこは敢えてそのままGO出してる。それが人間だし、自然に自分から出てきた言葉なので。
そして三つ目!これはとても大事にしてるんだけど、見える景色や価値観の共有!!
ちょっと難しい話をこれからしますので、眠たい人たちは読まないでね!笑
例えばトンボってあの目でどうやって物を確認するんだろうって不思議だよねー。
映像の量半端じゃないじゃん、あれだけ映像あったら混乱しちゃうよ?まじで
でも、トンボにとってはそれが当たり前で綺麗にしっかりと見えてるんだよね。
人間は感情がこれに乗ってくるので(もしトンボさんに感情があったらごめんなさい)自分が見えてる景色と、他の人が見ている景色って肌感覚が全然違うんじゃないかな。
海を見た時に「海めっちゃ綺麗〜!」って思う人もいれば汚いって思う人も居て。
高層ビルから見た夜景を感動的と捉える人もいれば身の回りで嫌なことがあってモノクロにしか見えない人もいる。
これが当たり前になっていて、「えーすごく綺麗なのになんで綺麗じゃないなんていうの!信じられない!」っていうちょっとしたことで喧嘩になってはい終わり〜別れよ〜みたいなことってきっとあるよね。笑
上のはすごく単純な例だけど、価値観やその人の捉え方というのは絶対に尊重しなければならないことだよね。じゃないと喧嘩になっちゃう。でも表現者というのは生まれ育った環境で独断と偏見に満ちた言葉をみんなに伝えてる。反対する声があっても当然だし、逆に同じ環境にいた人は物凄く共感を得てくれる。
僕は表現者、作詞家として今まで人に伝えたいと思って書いたことは無く、自分の価値観はこうなんです!こういう人間なんです!というのを赤裸々に描いています。そこに反対の声はもちろん、共感してくださる何人かがいるのであれば、僕は音楽をやっていてよかったな、と心から実感できます。
作詞というのはつまり、細かい技術も必要であれば、自分の価値観を丸裸にしなければいけない物凄く難しい作業です。簡単に歌詞なんて書けません。自分を描く歌詞と向き合っている人は「っぽい」フレーズが一番嫌いです。誰かの真似は嫌です。サンプリングはしますけど。あっ、サンプリングの話も今度しなくちゃ!!笑
話せばキリがない!全く話のまとまっていないブログだ!でもそれはそれで案外芸術だろうさ。(この一言で何でもうまく片付けられる)
次回は作曲する上でのおはなしをします!
海
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